寒いなあと目が覚めると外は雪だった。
10月に雪が降るとはとても珍しい。
だいたいこのあたりは寒いけど、雪は少ないから驚いちゃった。
旦那が「寒い、寒い」と震えながら薪ストーブに火を点けるのにてこずっている。
不器用な男である。
でも風邪気味でかわいそうなので、代わって火を入れてあげる。
薪に火を点けるのには、結構コツがいるのよ。
薪ストーブに加え、暖炉も燃やし、その上にでっかい電気ストーブも付ける。
しかし、200年以上前の石作りの家は、こんなことくらいではたやすく温まらない。
雄鶏のモモが、しきりに時の声を上げている。
雪の中、トリ小屋まで餌をあげに行く。
「さむー!遭難しそうだよー」
モモ達は私の姿を見ると大騒ぎ。
お腹を空かせていたらしい。
ニワトリも寒かろうと今日は豪華なメニュー。
いつもの麦に加えて、一昨日の夕食の残りの子牛の煮込みとフレッシュパスタも餌に混ぜてあげる。
ニワトリって何でも食べるんだね。
震えて家に戻り、私も温かいものを食べることにする。
「こういうときは焼き栗だ!」
早速、栗にナイフで切り込みを入れ、薪ストーブに乗せる。
日本では栗は茹でて食べていたけど、フランスでは焼栗が一般的。
焼き立て熱々を頬張ると、ホクホクほんのり甘くて大好きなおやつ。
フランスの田舎の冬は寒いけど、こんなちょっとした楽しみもあるんだよ。
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10月に雪が降るとはとても珍しい。
だいたいこのあたりは寒いけど、雪は少ないから驚いちゃった。
旦那が「寒い、寒い」と震えながら薪ストーブに火を点けるのにてこずっている。
不器用な男である。
でも風邪気味でかわいそうなので、代わって火を入れてあげる。
薪に火を点けるのには、結構コツがいるのよ。
薪ストーブに加え、暖炉も燃やし、その上にでっかい電気ストーブも付ける。
しかし、200年以上前の石作りの家は、こんなことくらいではたやすく温まらない。
雄鶏のモモが、しきりに時の声を上げている。
雪の中、トリ小屋まで餌をあげに行く。
「さむー!遭難しそうだよー」
モモ達は私の姿を見ると大騒ぎ。
お腹を空かせていたらしい。
ニワトリも寒かろうと今日は豪華なメニュー。
いつもの麦に加えて、一昨日の夕食の残りの子牛の煮込みとフレッシュパスタも餌に混ぜてあげる。
ニワトリって何でも食べるんだね。
震えて家に戻り、私も温かいものを食べることにする。
「こういうときは焼き栗だ!」
早速、栗にナイフで切り込みを入れ、薪ストーブに乗せる。
日本では栗は茹でて食べていたけど、フランスでは焼栗が一般的。
焼き立て熱々を頬張ると、ホクホクほんのり甘くて大好きなおやつ。
フランスの田舎の冬は寒いけど、こんなちょっとした楽しみもあるんだよ。
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今日のお昼は、同じ村に別荘を持つ旦那の女友達に招待されている。
彼女はパリのオルリー空港に勤めていて、休みが取れると村にやってくる元スッチーさんだ。
今は地上勤務だとか。
指定の時間13:00に、手土産の赤ワイン「コート・ド・ブール」を2本持ち、彼女の家へ向かう。
素晴らしい秋晴れで、気持ちがいい。
私たちのほかに彼女の古い友人カップル、ジャラール&マルティーヌがキッチンでいそいそとランチの用意をしている。
旦那と顔を見合わせて、お互いにほっとする。元スッチーの彼女はあまり料理が得意じゃないのよ、実は。
今日のメニューは、
カニ缶を使ったカニサラダ(元スッチー作。要はカニ缶をマヨネーズで和えたもの)
ジャラール作の牛挽肉のハンバーグ
マルティーヌ作「グラタンドフィノワ」(ポテトグラタン)である。
フランスでは「ステークアッシュ」という牛挽肉100%のハンバーグをよく食べるけど、私は美味しいと思ったことがない。
パサパサして、塩、コショウをふりかけただけで、そっけないことこの上ない。
日本のふんわりハンバーグを食べ慣れている私には、どこが美味しいのかさっぱりわからない。
ところが今日のハンバーグは、玉ネギのみじん切りと卵が混ぜ込んであり、ミディアムレアに焼かれていて、なかなか美味しいのである。
生クリームたっぷりの「グラタンドフィノワ」と混ぜながら食べると、ソースのない物足りなさも補われる。
ところで日本のお店のハンバーグにかかっている「デミグラスソース」ってフランスでは見かけないんだけど。
缶詰も売ってないし。
でもフランス料理のソースらしい・・・???
料理をするジャラール&マルティーヌ♡これがフランス版ハンバーグだ!
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彼女はパリのオルリー空港に勤めていて、休みが取れると村にやってくる元スッチーさんだ。
今は地上勤務だとか。
指定の時間13:00に、手土産の赤ワイン「コート・ド・ブール」を2本持ち、彼女の家へ向かう。
素晴らしい秋晴れで、気持ちがいい。
私たちのほかに彼女の古い友人カップル、ジャラール&マルティーヌがキッチンでいそいそとランチの用意をしている。
旦那と顔を見合わせて、お互いにほっとする。元スッチーの彼女はあまり料理が得意じゃないのよ、実は。
今日のメニューは、
カニ缶を使ったカニサラダ(元スッチー作。要はカニ缶をマヨネーズで和えたもの)
ジャラール作の牛挽肉のハンバーグ
マルティーヌ作「グラタンドフィノワ」(ポテトグラタン)である。
フランスでは「ステークアッシュ」という牛挽肉100%のハンバーグをよく食べるけど、私は美味しいと思ったことがない。
パサパサして、塩、コショウをふりかけただけで、そっけないことこの上ない。
日本のふんわりハンバーグを食べ慣れている私には、どこが美味しいのかさっぱりわからない。
ところが今日のハンバーグは、玉ネギのみじん切りと卵が混ぜ込んであり、ミディアムレアに焼かれていて、なかなか美味しいのである。
生クリームたっぷりの「グラタンドフィノワ」と混ぜながら食べると、ソースのない物足りなさも補われる。
ところで日本のお店のハンバーグにかかっている「デミグラスソース」ってフランスでは見かけないんだけど。
缶詰も売ってないし。
でもフランス料理のソースらしい・・・???
料理をするジャラール&マルティーヌ♡これがフランス版ハンバーグだ!
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わが村もブドウの収穫真っ盛りである。
田舎の細い道は、ブドウをカーヴへ運ぶトラクターで渋滞気味。
ちょっと大げさかな。渋滞なんて存在しない田舎町だからね。
まあトラクターをちょくちょく見かけるのは本当だよ。
村人にとってはとっても忙しい時期だ。
ワインを造っている人だけじゃなく、村人の多くがブドウ摘みに駆り出されるから。
このブドウ摘みは、重労働だけどけっこう良いおこずかい稼ぎになるらしい。
現金収入を得る機会のない田舎では、大変貴重な機会に違いない。
重労働だけど結構楽しいらしく、毎年参加する別荘族もいる。
ブドウ摘みの後、みんなでカーヴに集まっての恒例の宴会が楽しいんだって。
滋養たっぷりな田舎料理がふるまわれるとか。
食いしん坊の私はこれを聞いて旦那に
「わたしもブドウ摘み、やってみようかな」と言ったら鼻で笑われた。
旦那いわく、私には丘の斜面のブドウ畑を登ることすら難しいかしいだってさ。
宴会だけ参加できないかなあ。
ブドウ摘みの終った畑
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田舎の細い道は、ブドウをカーヴへ運ぶトラクターで渋滞気味。
ちょっと大げさかな。渋滞なんて存在しない田舎町だからね。
まあトラクターをちょくちょく見かけるのは本当だよ。
村人にとってはとっても忙しい時期だ。
ワインを造っている人だけじゃなく、村人の多くがブドウ摘みに駆り出されるから。
このブドウ摘みは、重労働だけどけっこう良いおこずかい稼ぎになるらしい。
現金収入を得る機会のない田舎では、大変貴重な機会に違いない。
重労働だけど結構楽しいらしく、毎年参加する別荘族もいる。
ブドウ摘みの後、みんなでカーヴに集まっての恒例の宴会が楽しいんだって。
滋養たっぷりな田舎料理がふるまわれるとか。
食いしん坊の私はこれを聞いて旦那に
「わたしもブドウ摘み、やってみようかな」と言ったら鼻で笑われた。
旦那いわく、私には丘の斜面のブドウ畑を登ることすら難しいかしいだってさ。
宴会だけ参加できないかなあ。
ブドウ摘みの終った畑
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私の住んでいる地方はロワール川の支流に位置するため、川も湖も池もあちこちにある。
子供のころ港町に住んでいたせいか、水辺の風景が大好き。
湿気を含んだ水草の匂いや川の流れる音を聞くと、なんだか落ち着く。
夏は近く湖に行って泳ぐ。
川で泳ぐのもいいけど、水温が低すぎて足をつけるのが精一杯。
もちろんピクニックを兼ねて、お弁当を持っていく。
フランスには日本のようにお弁当文化が発達してないから、ほか弁を買うというわけにはいかない。
お弁当箱もないから、タッパーにサラダ菜、プチトマト、ニンジンサラダを詰める。
村のお肉屋さんで、ウサギのパテとブーダン(豚の血を混ぜたソーセージ。最初に口にするときは一瞬ひるむがうまい)を買い、隣のパン屋さんでバゲットも購入。
こんな感じがフランス人の考えるお弁当かな?
このフランス封お弁当をしっかり泳いでから、岸辺の芝生で寝転んで食べる。
もちろん赤ワインのボトルも欠かせない。
疲れた体にワインが沁み込む。
シンプルだけどとてもおいしいし、豊かな気持ちになれる。
わが家が貧乏なせいもあるけど、田舎に住んでいると、お金を使わないで楽しむのが上手になる。
なんたってお金を使って遊ぶ場所がないのだから、当然だけどね。
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子供のころ港町に住んでいたせいか、水辺の風景が大好き。
湿気を含んだ水草の匂いや川の流れる音を聞くと、なんだか落ち着く。
夏は近く湖に行って泳ぐ。
川で泳ぐのもいいけど、水温が低すぎて足をつけるのが精一杯。
もちろんピクニックを兼ねて、お弁当を持っていく。
フランスには日本のようにお弁当文化が発達してないから、ほか弁を買うというわけにはいかない。
お弁当箱もないから、タッパーにサラダ菜、プチトマト、ニンジンサラダを詰める。
村のお肉屋さんで、ウサギのパテとブーダン(豚の血を混ぜたソーセージ。最初に口にするときは一瞬ひるむがうまい)を買い、隣のパン屋さんでバゲットも購入。
こんな感じがフランス人の考えるお弁当かな?
このフランス封お弁当をしっかり泳いでから、岸辺の芝生で寝転んで食べる。
もちろん赤ワインのボトルも欠かせない。
疲れた体にワインが沁み込む。
シンプルだけどとてもおいしいし、豊かな気持ちになれる。
わが家が貧乏なせいもあるけど、田舎に住んでいると、お金を使わないで楽しむのが上手になる。
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